2015年4月2日、韓国・聯合ニュースによると、米国が韓国への配備を目指している「高高度防衛ミサイル防衛システム（THAAD）」を開発した米航空防衛機器大手のロッキード・マーチンの幹部はこのほど、米メディアに対し「韓国政府に開発情報を提供する」と表明した。環球時報（電子版）が伝えた。

【その他の写真】

米紙ニューヨーク・タイムズが同社幹部の話として伝えた。韓国政府がシステム導入に前向きな中、ロッキード側も米韓両政府に開発情報を提供する姿勢を示したことは、米韓両政府の協議が進展していることを証明したものとみられる。

これに対し、韓国国防省は「韓国は米国側からTHAADに関する情報をまだ得ていない」と表明。同省副報道官は2日、記者会見で「防衛事業庁は13年にロッキード社にTHAADに関する情報提供を求めたが、まだ実現していない」と述べるにとどまった。（翻訳・編集/大宮）