2015年4月3日、外務省は1日、毎年1回発刊する「外交青書」の15年版原案をまとめた。尖閣諸島（中国名・釣魚島）や竹島（韓国名：独島）は「日本固有の領土」と強調する一方、「先の大戦の深い反省を明記」などの報道に、中国や韓国のネットユーザーは「侵略された土地を取り戻す」「関係改善には日本の謝罪が不可欠」などの声を上げている。

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中国メディア・観察者網は外交青書の原案で、「中国公船が尖閣諸島海域に頻繁に進入していることについて、『中国が一方的に現状を変更しようとしている』との一文がある」と伝え、中国のことをいわれなく陥れようとしていると主張した。

このニュースに中国のネットユーザーは

「釣魚島は中国のものです。これが事実であり現状です」

「中国は日本によって侵略された土地を取り戻す。これが現状であり変わることはない」

「恥知らずなやつは見たことがあるが、ここまでの恥知らずは見たことがない！」

「安倍が眠っている隙に攻撃しちゃおうぜ」

「厚顔無恥な日本民族を滅ぼすことは中華民族の義務であり責任である」

「日本に対しては幻想を抱いてはならない。日本を地球上から消滅させることが唯一の目標」

などと一斉に反発。

中には

「釣魚島は目標ではない。真の目標は沖縄だ」

との意見もあった。

「先の大戦の深い反省」に関しても、中国のネットユーザーは

「日本の主張に聞く耳を持つ必要はない」

「良い傾向だ。いい加減おとなしくとしてほしい」

「日本が反省するところって、他国を傷つけたことではなく、なぜ戦争に負けたかだろ？」

「わざとらしく誠意を見せたと思えば、靖国を参拝する。日本人は昔も今も変わらない！」

などと非難している。

韓国・聯合ニュースは外交青書に今年も「竹島は日本の領土である」という主張が含まれる見通しと報じ、韓国のネットユーザーからは

「こんなものは無視しよう」

「日本のやつらが言っていることにいちいち反応するな」

「領有権の戦いを継続していくことは必須だ」

「誰が何と言っても、独島は誇りある大韓民国の土地。私たちにとって、独島は完全な主権回復と独立を象徴する場所。1905年の日露戦争で日本が最初に奪った（※韓国側の見解）土地がまさに独島だ」

「独島は日本に最初に奪われた土地だ。この地を守るために、韓国の政治家と若者、軍事関連従事者の精神を鍛え、準備しておかなければならない」

などのコメントが集まった。

韓国・中央日報は外交青書の韓国の紹介文から「基本的価値と利益を共有する」という表現が削除される見通しとも伝え、韓国のネットユーザーは

「どうせ日本とは分かり合えないんだから、利益を共有する必要はない」

「韓国にとって日本は最も危険な敵国だ」

「安倍首相がいなくならない限り、韓国と日本は価値や利益を共有できない」

「まずは歴史問題を解決すること！日韓関係の改善には日本の謝罪が必要不可欠」

「日本の紹介文には『歴史を否定し続けたせいで国際社会から仲間外れになった島国』と記載しよう」

「外交は感情で行うものではない。朴大統領はもう少し冷静になって」

「朴大統領の2年間の外交の成果がこれ？」

などの書き込みを寄せた。（編集/KU）