2015年4月3日、韓国・news1によると、昨年4月に沈没した韓国の客船「セウォル号」の遺族ら48人が集団で髪をそり、韓国政府に強く抗議した。セウォル号特別法施行令の撤回と、船体引き揚げの日程を公表するまでの賠償・補償手続きの全面停止を要求している。人民網が伝えた。

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このような形で政府に抗議した人の中には生存者の家族らも含まれている。2日午前に集団で髪をそり、真相を徹底的に究明するよう求めた。

セウォル号家族協議会は同日、ソウルの光化門広場で記者会見を開き、「沈没から1年が過ぎる前に真相を明らかにしてほしい」と述べ、必要なのは賠償や補償ではなく、船体の引き揚げによって行方不明者全員を探し出すことだと表明した。さらに、徹底的な調査を求めているにもかかわらず、政府は遺族の要求を無視していると非難。賠償金などの基準を発表したのは、遺族らが金銭目的であると外部に思わせるためだと糾弾した。

476人が乗ったセウォル号は昨年4月16日に沈没し、現在も9人が行方不明となっている。韓国政府は今月1日、賠償金や賠償手続きについての発表を行った。（翻訳・編集/野谷）