ベトナムに「脱中国依存」願望、巨額援助実績の日本との関係強化求める―米メディア

Record China    2015年4月4日(土) 21時9分

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3日、ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長が7〜10日に訪中し、中国の習近平国家主席と会談する。米シンクタンクは「ベトナムは中国依存を脱し、日本との関係を強化したいと願っている」とみている。写真はハノイ。

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2015年4月3日、大公網によると、ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長が7〜10日に訪中し、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談する。南シナ海の領有権問題による対立を緩和するためだが、米シンクタンクは「ベトナムは中国依存を脱し、日本との関係を強化したいと願っている」とみている。

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米国メディアによると、日本はここ数年どの国より多くベトナムに資金を注いできた。日本の外務省とベトナム財政当局のデータによると、08〜13年に日本がベトナムへ提供した援助は100億ドル(約1兆1888億円)。14年には日本は新設されたハノイ国際空港や高速道路建設に18億米ドル(約2139億円)を拠出した。

中国も同様に発電所建設などインフラ事業を受注するなど、ベトナムとの経済関係を強めている。しかし、建設中に事故が起きるなどトラブルも発生。ベトナムにとって中国は最大の貿易相手国だが、早期の「脱中国依存」を求める声も拡大した。

一方、日本の駐ベトナム大使は米メディアの取材に対し「ベトナムでは中国への依存から脱するよう求める声が強まっている。日本政府はベトナムとの関係を強化するよう力を入れている」と話している。(翻訳・編集/大宮)

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