日本との教育の違い(3/3)=「白雪姫が7人」、日本はおかしいのか?―中国ネット

Record China    2015年4月5日(日) 14時43分

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2日、中国版ツイッター・微博に、中国と日本の教育の違いに関する文章が掲載された。写真はリンゴ。

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2015年4月2日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に、中国と日本の教育の違いに関する文章が掲載された。

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中国人が先進国に行って最も驚くのは、ドライバーから清掃員まで、胸を張って生活していることだ。中国では清掃員から公務員まで、自分が弱者であることを嘆き、社会の注目と関心を求める。こうした状況は、劣等感がまん延し、心の奥底にある自らを奮い立たせる意識が崩壊しているために起きているのだ。

日本では中国と異なり、子どもに対して平等な教育や自信を与える教育が施されている。日本を旅行した学者の薩蘇(サー・スー)氏が日本の幼稚園に行ったとき、園児たちは童話「白雪姫」の劇を演じていた。ラストはなんと7人の白雪姫が7人の小人と歌い踊るというものだった。驚いた薩氏はその場で「あの、これはなんですか?」と聞いた。側にいた日本人は「白雪姫と7人の小人ですよ」と言った。「違うでしょう。白雪姫は1人のはずですよ。7人も姫がいるじゃないですか」と聞くと、そんな事を思いもしなかったのか、「え?そうですか。すみません」と適当に答えた。

納得がいかない薩氏は園長をつかまえて、「どうして名作を勝手に変えて、白雪姫を7人にしてしまったのですか?」と聞いた。すると園長は、「白雪姫のストーリーは典型的な社会等級を表していると言われます。7人の小人に対して、白雪姫1人では明らかに足りません」と説明した。食い下がる薩氏は「白雪姫は王子様のものでしょう。小人が白雪姫の愛を受ける資格なんてないのでは?」と聞くと、園長は「人はみな平等です。誰でも姫の愛を受ける権利があるのです。人間が作り出した社会等級は不公平なものです」と返事をした。

日本版の「白雪姫」では、7人の魔女から1つずつ毒リンゴをもらった7人の白雪姫が同時に倒れる。薩氏は「こんなのひどすぎる。7人が一気に毒殺されるなんて、おかしいだろう」と声を挙げた。しかし、人々が平等で、みんなが自信にあふれ、生き生きと生活している社会が本当に「おかしい」のだろうか。いつになれば、われわれの教育も何かおもしろい事ができるのだろうか。子どもたちを劣等感の中に押し込むのをやめたときに初めて、私たちの生活が味気のあるものになるのではないだろうか。(翻訳・編集/北田

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