2015年4月6日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル（中国語電子版）によると、1989年に中国当局が民主化運動を武力弾圧した天安門事件に絡んで失脚した改革派、故・趙紫陽（ジアオ・ズーヤン）元共産党総書記の死去から10年を迎え、北京市当局がこのほど墓地への埋葬について遺族と協議を始めた。

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北京市当局はこのほど、趙氏の息子たちのもとへ関係者を派遣。埋葬先は民間の墓地になる可能性が高いという。遺族らは「時間がかかりすぎた。10年たってプレッシャーも大きくなり、彼らもわれわれの両親の埋葬に対する責任を負いたくなくなったのだろう」と話した。趙夫妻の遺灰は今も自宅に保管されたまま。息子の一人は「墓碑に『動乱と党の分裂を支持した』と刻みたい。家族にとってそれは恥ではなく、光栄なことだから」と語っている。

趙氏は89年に失脚後、05年1月に亡くなるまで自宅で軟禁生活を強いられていた。死去後、当局は党幹部公墓への埋葬を遺族に打診したが、局長クラスの埋葬地だったため遺族が拒否。党総書記、国務院総理としてしかるべき場所へ埋葬するよう求めていた。（翻訳・編集/大宮）