2015年4月6日、米国際ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ（VOA）の中国語版サイトは、文部科学省が同日公表した「韓国が竹島を不法占拠している」という内容を含む中学教科書の検定結果に関して、韓国が強い抗議の意を示していると伝えた。

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韓国の趙太庸（チョ・テヨン）外交部第1次官は別所浩郎駐韓大使を呼び出し、日本が竹島の主権を主張した教科書を批准したことに対し、強い抗議の意を示した。

韓国の魯光鎰（ノ・グァンイル）外交部報道官は、「日本政府が検定した教科書は歴史的事実をねじ曲げたものであり、韓国に対するさらなる挑発だと言える。日本が近隣諸国として信頼を受け、責任のある役割をする意志がないということを自ら見せしめるものだ」とし、「1982年の宮沢談話、1993年の河野談話の精神を引き継ぎ、日韓関係の改善に努力すべきだ」と批判した。

同日には、約50人の韓国人がソウルの日本大使館の前で抗議を行った。参加者は日本の教科書を破り捨て、声高に「歴史を曲げるな」とシュプレヒコールを上げた。ある参加者は「竹島の主権主張を取り下げるよう日本政府に求める。勝手な妄想は捨て、学生に歴史的事実を教えるべきだ」と述べた。（翻訳・編集/霧島）