「目的は謝罪することではない」村山元首相、英紙インタビューで安倍首相は「村山談話」を踏襲すべきと主張

Record China    2015年4月10日(金) 11時18分

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9日、英紙フィナンシャル・タイムズは、安倍晋三首相が今年8月に発表する戦後70年談話についての村山富市元首相のインタビュー記事を掲載した。写真は安倍首相。

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2015年4月9日、英紙フィナンシャル・タイムズは、安倍晋三首相が今年8月に発表する戦後70年談話についての村山富市元首相のインタビュー記事を掲載した。

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村山元首相は、安倍晋三首相が今年8月に発表する戦後70年談話で、過去の村山談話に盛り込まれた表現を変えれば、韓国や中国は日本に対して不信を抱くことになると述べた。

記事によると、戦後70年談話は東アジア外交において最も重要なものになるとみられており、中国と韓国は、悔悟しないナショナリストだとみなしている安倍首相の歴史修正主義的な兆候を注視している。村山元首相は、「侵略と植民地支配」に対する「心からのお詫びの気持ち」を述べた1995年の村山談話を安倍首相も踏襲すべきと主張し、「目的は謝罪することではない。重要なのは良いことであれ悪いことであれ、我々が過去に行ったことを認めることだ」と述べた。

また、中国人や韓国人に謝罪するかどうかが問題なのではないと語り、「中国や韓国の人々は侵略と植民地支配により大変な苦しみを味わい、日本人も同じように苦しみを味わった」と述べ、「まったく無謀な戦争だった。我々は戦争を繰り返してはいけない。過ちを繰り返してはいけない」と強調した。(翻訳・編集/蘆田)

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