日本人男性が「窓際族だから暇」と告白、ネットユーザーから羨望の声―中国メディア

Record China    2015年4月11日(土) 6時14分

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10日、日本語には「窓際族」という言葉がある。この言葉は主に会社で出世コースから外れて閑職についた職員のことを指す。資料写真。

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2015年4月10日、日本語には「窓際族」という言葉がある。この言葉は主に会社で出世コースから外れて閑職についた職員のことを指す。日本の企業が終身雇用制度を実施していた頃、企業は規定により職員を簡単に解雇できなかった。しかし、通常企業は出世コースから外れた職員を他の職員の仕事の邪魔にならないように窓際の席に座らせ、普段は実質的な仕事を与えずに雑務を担当させた。ここから、こういった職員は「窓際族」と呼ばれるようになった。環球網が伝えた。

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日本のメディアによると、窓際族の職場での地位は非常に低く、周りの人々からも見下されているという。しかし、最近、ある窓際族の職員Aさんが日本のネット伝言板で「窓際族はとても楽しい」という文章を投稿し、ネット上で熱い議論が巻き起こった。

Aさんによると、Aさんが所属している部署は業績で赤字を出し、職員の大幅なリストラが敢行された。Aさんを含めて会社に残った4人の職員は全員が窓際族で、部署は依然として存続してはいるものの、実質的には何の仕事もなく、毎日やることがなかった。唯一やるべき仕事は正確な時間に出勤と通勤をすることだけ。このため、自分以外の3人は半年以内で相次いで辞職をしたという。

これに対し、ネットユーザーは、「何をして暇をつぶしているの?」と質問すると、Aさんは、「好奇心をそそられることがあれば、ウィキペディアを検索する」として「今、ウィキペディアで中国の歴代皇帝史を見ている」と答えた。また、「出世したくない。会社の寄生虫でいたい」と堂々と自分の率直な考えを投稿した。

すると、Aさんの状況を心配した多くのネットユーザーが次々とコメントを残した。「数年後にはリストラされるだろう。特技がないと転職は難しいぞ」「会社からさまざまな方法で辞職するよう圧力がかかるだろう。心の準備をしておいたほうがいい」。

また、Aさんの状況に対して羨望の声を上げる人も少なくなく、「このようなサバイバル方法は素晴らしい。このような手段で、資本を搾取する企業に最後まで対抗し続けるべきだ」「毎日仕事もせずに衣食住に困らないなんて、完全に会社の勝ち組だ。私もあなたの会社に就職したい」というコメントが寄せられている。

実際、Aさんが投稿した話題は2日前に、窓際族を題材にした漫画となり、ネット上で熱い話題となった。この漫画は、ある企業に入社してきた逆島という名の新人が窓際族になるため努力を重ねていくストーリーだ。会社から見捨てられ、窓際族になるという目標を実現させるため、逆島は多くの非常識な行動を繰り返す。例えば、電話は取らない。会社の集まりには参加しない。あいさつをしないなど。漫画の中の逆島のこういった行動は多くのネットユーザーの支持と賛同を集めた。

現実の話に戻ると、年功序列制度を採用している日本の企業には確かに給料だけもらって仕事をしない年配職員が存在している。若い職員は向上心がないと批判しなければならないとしても、このような年配職員にはその資格などあるはずがない。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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