<日本人が知らない韓国>レジャーの王道・登山、実態はお祭り騒ぎ

Record China    2015年4月18日(土) 12時57分

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日本でも登山はポピュラーな娯楽の一つだが、韓国でも多くの人が登山を楽しんでいる。特にソウルでは地下鉄で登山口近くまで行くことができる便利さも相まって、登山はレジャーの王道になっているが、日本との違いもある。

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日本でも登山はポピュラーな娯楽の一つだが、韓国でも多くの人が登山を楽しんでいる。特にソウルでは地下鉄で登山口近くまで行くことができる便利さも相まって、登山はレジャーの王道になっているが、日本との違いもある。

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まず目につく違いは登山者の服装だ。韓国人の上から下までビシッときめた姿はまるでブランドショップのコマーシャルのようにも映る。私は同好会の登山に初参加する前に、当時登山靴しかなかったので、せめて登山ズボンだけでもと思い、登山用品店に入ったが、店を出るときには両手いっぱいに袋を下げ、背中には真新しいリュックまで背負っていた。今では私もブランドショップのコマーシャルの中に溶け込んでしまっている。

次に目を引くのは地下鉄駅周辺の風景だ。登山用品や食べ物の露天が店を広げ、まるでお祭りのようだ。露天ではマッコリが定番だが、山に登る前にすでに出来上がっている人も見かける。そういう人たちの登山はきっとここが山頂なのだ。また、登山用品の店も店開きしていて、ウエアからグッズまでほぼすべて揃う。まさか何も持たずに登山に来る人もいないと思うが、たいした品揃えだ。また、お餅やキンパプ(韓国式のり巻き)を売りに来るおばさんたちの威勢の良い声も響いている。

さて肝心の山だが、日本で登山というと、日本アルプスをイメージする人も多いと思うが、韓国ではちょっと違う。高い山でも1000メートルに満たない。しかし、コースは険しく、高さの割にはきつい。山頂では記念碑の前で写真を撮るが、恐らく本当の目的は下山後の酒だ。下山口には多くの食堂が店を構えており、登山者たちはその中に吸い込まれていく。そして登山で消費した以上のエネルギーを蓄えて家路につくのである。

■筆者プロフィール:水田尊久

兵庫県出身。2000年に訪韓し、現地企業で勤務した後、2013年に独立。日韓企業協業支援、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動している。

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