Record China 2015年4月14日(火) 11時57分
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13日、中国のインターネット上に、多国籍企業の経営などに携わった経験を持つ林樺氏の著書「刹那桜花:中国ホワイトカラーの日本の印象」の一節が掲載され、注目を集めている。資料写真。
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2015年4月13日、中国のインターネット上に、多国籍企業の経営などに携わった経験を持つ林樺(リン・ホア)氏の著書「刹那桜花:中国ホワイトカラーの日本の印象」の中の、日本人のあいまいな表現に関する記述が掲載され、注目を集めている。以下はその概要。
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日本人は生活や仕事において、面と向かって相手を拒絶することを好まない。「あなた方の製品は美しいですね。少し考えさせてください」「持ち帰って上司に報告します」などの言葉は、明確な“NO”に等しい。日本人は本当に相手とビジネスをしたいと思ったときは、製品やサービスなどについてあれこれと「あら探し」をするという。日本人のお世辞には気をつけなければならない。
同僚の間では、よく日中両国の文化や仕事の違いについて語られるが、その多くは「日本人は自分の考えを直接、表現したがらない」という結論に達する。同僚同士の飲み会などで、誰かが先に勘定を支払っていることがある。支払ってくれた人に、「ごちそうしてくださるのですか?それともみんなで負担しますか」と聞いてもあいまいな返事。みんながお金を彼に手渡して初めてそれを受け取る、と言った具合だ。
ある中国人は、日本に留学したばかりのときにこんな経験をしたそうだ。日本人の知人に引っ越しの手伝いを頼むと、みんな「はい」「わかった」などと肯定的な返事をしていたが、誰も手伝いに来てはくれなかった。後に、彼らの「はい」は手伝うことに同意したわけではなく、遠回しに断っていたということがわかった。買い物をするときもそうだ。日本人は「高すぎるよ」「買わない」などとは言わず、「また来ます」とだけ言うのだ。
日本と中国では電話の応対も若干異なる。社長が病気で休みだったり、トイレなどで離席中のとき、中国では電話を取った秘書が「社長は病気で休んでいます」など直接その理由を答えるが、日本の場合は「ただいま席を外しています」とだけ伝え、具体的な理由を言うのを避ける傾向にある。
あるとき、日本の会社で、秘書が不在のために自ら電話を取った社長が無意識に「社長は席を外しています」と答えてしまい、その後、相手が米国の重要な顧客であると知って「私が社長です」と訂正したことがあったという。日本では秘書や同僚が電話を受けた際に、情報が間違って伝わってしまうことを恐れて、伝言を預かるよりも相手方にかけ直してもらうことの方が多いようだ。日本人も、日本語の中のあいまいな表現が誤解を生む可能性を認識しているのだろう。(翻訳・編集/北田)
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