韓国観光業、中国人観光客の増加に苦悩、競争激化で4割が「赤字商品」売り出す―韓国メディア

Record China    2015年4月14日(火) 19時1分

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13日、中国新聞網は、「訪韓中国人観光客数は2014年に600万人に達するなど増加傾向にあるが、韓国では激化する競争に頭を抱える企業も少なくない」と伝えた。写真は「中国人観光客は特別に割引」と中国語表記を掲載する韓国の店。

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2015年4月13日、中国新聞網は韓国メディアの報道を引用し、「訪韓中国人観光客数は2014年に600万人に達するなど増加傾向にあるが、韓国では激化する競争に頭を抱える企業も少なくない」と伝えた。

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大韓商工会議所はこのほど、中国人観光客向けの業務を展開している韓国の旅行会社300社に対して調査を行い、13日に結果を公表。

それによると、57.6%の企業が「中国人観光客の増加により競争が激化している」と回答。その原因について、「企業同士が攻撃し合うような戦略を展開し、企業数の激増や個人旅行の割合が増したことで市場規模が縮小した」との声が上がった。こうした激しい競争の中、中国人観光客を引き付けるため、過去1年間でコストを下回る価格の商品を売り出した旅行会社は43.3%に達した。

さらに調査では、中国人観光客の81.6%が韓国に対し「期待以下」と評価しており、中国人観光客のリピート率が低い問題も浮き彫りとなった。

これに対し韓国文化観光研究院の朴光武院長は、「韓国観光では似たようなツアーが多く、オリジナリティーが乏しいという欠点がある。観光客の収入や需要に合わせ、中国人観光客の目線で多様な商品を開発すべき」と指摘している。(翻訳・編集/内山)

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