昨年出された電子ごみはどれくらい?―中国紙

Record China    2015年4月27日(月) 15時47分

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23日、家電製品やデジタル製品の普及率が上昇を続けるのにともない、買い換えやバージョンアップのペースも加速を続け、生活の中で出る電子ごみもますます増えている。写真は電気機器リサイクル業が主要産業となっている広東省汕頭市貴嶼鎮。

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2015年4月23日、家電製品やデジタル製品の普及率が上昇を続けるのにともない、買い換えやバージョンアップのペースも加速を続け、生活の中で出る電子ごみもますます増えている。国連大学がこのほど発表した報告書によると、2014年に地球全体で出された電子ごみの量は4180万トンで、前年に比べ200万トン増加した。世界の電子ゴミは毎年200万トンのペースで増加を続けている。京華時報が伝えた。

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出された電子ごみの中で一番多いのは小型電子装置で、1280万トンに達した。このほか、大型装置1180万トン、切り替え装置700万トン、ディスプレイ630万トン、小型部品300万トン、照明装置100万トンなどがある。同報告によると、昨年出された電子ゴミを積み上げると大型トラック115万台分になり、先頭から最後尾までの長さは2万3000kmに達する。

国別の電子ごみ排出量をみると、昨年は米国と中国が最も多くごみを出しており、米国が707万2000トン、中国が603万3000トンで、両国を合わせて世界全体の32%を占める。だが1人当たりの平均排出量をみると、米国人が22.1kgで世界8位だったのに対し、中国はわずか4.4kgだった。1人当たり平均のトップはノルウェーの28.3kgで、スウェーデン、アイスランド、オランダなどの北欧諸国も上位10位以内に並んだ。

同報告書によると、昨年の電子ごみのうち、国の正規ルートで回収されたものは650万トンだった。回収を通じて再利用することができたごみには、鉄1650万トン、銅190万トン、アルミ22万トン、金・銀・パラジウムなどの希少金属1400トンが含まれ、これらは価格にして478億8000万ユーロ(約6兆1800億円)に相当する。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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