2015年4月25日、韓国・サムスン電子の最新スマートフォン「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」に関して、中国・テンセント（QQ）は23日、「業界内では見通しが明るいとの見方が強いが、韓国の消費者は冷ややか」と伝えた。サムスンは苦戦中の日本市場で自社ロゴを消す販売戦略を採用。同社の動向に中韓両国や欧米のネットユーザーは、さまざまに反応している。

【その他の写真】

韓国・聯合ニュースによると、今月10〜20日までの期間、同機種の販売量は20万台で、韓国の携帯キャリアが予約した30万台を大きく下回った。韓国国内で反応が薄い理由については「携帯キャリアの割引サービスが不十分」と指摘している。

サムスンの最新スマホの先行きについて業界内では「携帯キャリアの割引サービスが手厚くなるにつれ、販売量は好転する」と楽観的に見る声がある一方で、「世界全体ですでに携帯キャリアから2000万台の予約が入っているが、最終的な販売量がこの数字に達するとは限らない」との慎重な見方もある。

また、韓国・朝鮮日報によると、サムスンはアップルのiPhoneが圧倒的な地位を占める日本市場に投入した最新機種から、SAMSUNGのロゴを消し、Galaxyの文字だけを残した。無線充電器などの関連アクセサリーからもロゴを消去。同社関係者は「日本市場の特殊性を考慮した措置」と説明したという。

サムスンの最新スマホについて、中国のネットユーザーは

「韓国人は国産品を支持しなくなったのか？」

「自国人の韓国人すら見向きしないようでは、だれも買わなくなる」

「韓国人は自国のスマホがだめだと分かっているのだ。分かっていないのは中国人だけ」

「私の周りで携帯電話の機種変更をした人は、皆アップルか国産を選んでおり、韓国のスマホに変えた人は1人もいない」

「デザインに機能、どれもいまいち。それなのに値段は高い。その強気の姿勢を支える勇気はどこから湧いてきた？」

などのコメントを寄せた。

欧米のネットユーザーは「ロゴ消去」に

「現実に目を向けろよ、サムスン。自社ロゴを消せば、iPhoneのまねをした製品が日本で売れると思っているのか？」

「ブランド名が“韓国”と名乗っているからだな。サムスンは今、日本でのキャンペーンに力を入れている。日本はこれまでエレクトロニクス製品の市場を独占してきたが、それを失い始めていて、面白くないと感じている」

「最近の政情を考えると仕方ないことだと思う」

「ロゴを消す提案はどこから出てきたんだろう？日本？韓国？」

などと反応。

韓国のネットユーザーからは

「サムスンのロゴを消したら日本人は買うのか？Galaxyもサムスンも韓国製ということはすでに知られているのに…」

「名前まで捨てる理由がなぜある？植民地時代が懐かしいのか？」

「日本で売れないって…？なぜ日本のやつらは韓国を嫌うんだ。侵略された韓国が日本を嫌うのなら分かるが」

「サムスンのロゴまで消して日本で販売するのは、韓国国民の立場としてはもちろん不快だが、企業の立場からすればこれも戦略だ。サムスンがうまくいけば、韓国も潤う。非常に不快なことだが、賛成する」

などの声が集まった。（編集/KU）