2015年4月24日、韓国・聯合ニュースは、誠信女子大学の徐敬徳（ソ・ギョンドク）教授が、日本政府の広報映像に反論する動画を製作し、YouTubeなどで公開したと報じた。

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日本の外務省は、2月5日、「戦後の国家建設：責任あるパートナーとしての日本」とするタイトルの動画を制作し、ホームページやYouTubeで公開。韓国では、「韓国が日本の支援によって『漢江の奇跡』を成し遂げたような誤解を招く」「アジア各国に対する日本の援助事業を自画自賛する内容」などと批判が出ていた。

徐教授は反論動画の制作について、「日増しに激しくなっていく日本の歴史歪曲（わいきょく）宣伝にじっとしてはいられない。反論動画で国際世論を喚起して日本政府に圧力をかけたかった」と説明した。

この動画は日本の動画をパロディ−にした「責任を負わなければならないパートナーとしての日本（Responsible for Wartime Destruction and Atrocities Japan，an Aggressor Nation）」というタイトル。徐教授はこの動画を米上下院議員535人にメールで送ったほか、米国・ドイツ・中国・南アフリカ・豪州など、大陸別の主要30カ国のポータルサイトにも掲載。ニューヨークタイムズ・ワシントンポスト・CNN・BBC・AP通信・ロイター通信など、全世界194カ国の主要メディア605媒体のツイッターにもリンクしているという。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。以下はその一部。

「徐教授こそ真の愛国者だ」

「同じ韓国人として誇りに思う」

「久しぶりに、力が湧き出るニュースだ」

「政府は口先だけだけど、徐教授は行動で現してくれた」

「最高の活動だ。政府や大統領がすべきことを…。このような大変なことを実現するなんて、尊敬します」

「親日の現政権下で、こんなことをしたら、刑務所行きじゃないか？」

「アジアの発展がなぜ日本のおかげなんだ。アジアの発展は、それぞれの国の祖先のおかげだ。日本は苦痛と植民地支配、慰安婦強制連行、文化財略奪をした国だ」

「日本が建設してくれた施設は、朝鮮戦争の時にかなりの部分破壊されてしまった」

「日本のおかげで、韓国人の意識も高まり、近代化が早くできたのは事実だ。日本の支援がなかったら、朝鮮王朝の世界に逆戻りかも？」

「日本の技術を抜きにしてサムスン、現代（ヒュンダイ）が繁栄したか？」

「朝鮮王朝が時代を読み違え、日本の植民地になって朝鮮の知識人たちが強制的に日本の教育を受けた。法も行政システムも日本が基礎になっている。日本から学んだのは事実だ。ただ、その事実に心が痛む」（翻訳・編集/三田）