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2007年8月、ノキア社は同社携帯のリチウムイオン電池の回収を発表した。該当電池は中国でも大量に出荷されているが、ノキア社はその正確な数量を明らかにしていない。その対応にユーザの不満が高まっている。写真はノキア社携帯電話の電池。
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2007年8月14日、ノキア社は同社携帯電話に搭載されている松下電池工業製のリチウムイオン充電池に過熱などの不具合の可能性があるとして、4600万個を回収すると発表した。
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中国でもネット調査の結果、ノキアユーザの70%近くが「自分の充電池は交換の該当機種」と回答しており、膨大な数量の交換が見込まれている。ところがノキア社は該当する充電池が中国で何個出荷されたかについては、一切明かしていないという。
この中国での対応は他国とは異なるとして、ユーザの不満が高まっている。例えばインドでは30万個の電池が該当すると発表されている。ノキアといえば、世界のトップメーカーとして中国でも高いブランド力を誇っていたが、今回の事件とその後の対応は同社のイメージに大きな打撃を与えるものになりかねないとの見方も出ている。(翻訳・編集/KT)
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