農村にも医療の手を！新型保険の整備進む―中国

2007年8月22日、衛生部医政課の王羽（ワン・ユー）課長は、北京市で行われた「健康新村プロジェクト」の立ち上げセレモニーの席上で、新型農村協力医療保険の現状についてコメントした。

同保険制度は2003年にスタートした。経済的問題から医療が立ち後れた農村部を救済する目的で設立されたもの。王課長によると、“新型農村協力医療保険”は今年3月31日までに全国2319の自治体で実施されているという。この数は全国の自治体数の81％に達し、農業人口の92％にあたる7億9900万人をカバーする。実際の加入者は現在6億8500万人で、農業人口の78％となっている。

中国政府は、2010年までの第11期5か年計画期間中に、217億元（約約3470応援）を投入し、新型農村協力医療保険の整備を進める計画を立てている。（翻訳・編集/KT）