2015年4月30日、韓国・世界日報は、日本の安倍首相が29日に行った米上下両院合同会議演説で過去の歴史に対する謝罪を行わなかったことについて、「今後、荒れた議論が予想される」と伝えている。

【その他の写真】

安倍首相は、第2次世界大戦に対する痛切な反省を表明し、大戦で犠牲となった米国の国民に哀悼の意を示した。また、アジアの人々に対して日本が与えた苦しみには言及したものの、謝罪の言葉はなかった。報道は、安倍首相の演説について「日本の資本と技術投資が、韓国や中国などアジア諸国の成長を導いたと強調した」と伝え、「過去の歴史を無視した詭弁を並べた」と厳しい論調で報じている。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられている。

「まあ、（安倍首相の）言っていることは合っている」

「日本が韓国を近代化したと言うが、日本がなければ、韓国は直接西欧から学んで近代化を成し遂げていた。最終的には、日本なしでも成功していた」

「日本の外交戦略が成功したな」

「謝るつもりのないやつに『謝れ』と言っても、意味はない」

「考え方が違う韓国人と日本人は、絶対同じ空の下で共存することはできない。一方が滅びるしかない。まあ、韓国人への支持はないだろうけど」

「米国は今、確かに強者だが、永遠の強者はない。いつかは、強者の座を明け渡すことになる。その時も日本人は米国を友好国と思うだろうか？」

「第2次世界大戦の深い反省というが、戦前戦中の日本が韓国に及ぼした最大の害悪は、おそらく民族精神・文化の破壊だ。文化財は韓国にあろうが海外にあろうが確認することが可能だが、伝統文化は日本統治36年の間にほぼ消えた。残っている伝統と風習といえば、韓服と旧正月・お盆くらいではないか？朝鮮時代には、どのような遊びや文化、娯楽があったのだろう？」（翻訳・編集/三田）