スマホ市場で苦戦のサムスン、販売台数でアップル上回るも39%の減益=半導体部門は好調―独メディア

Record China    2015年5月5日(火) 11時46分

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3日、ドイチェ・ヴェレは、携帯電話の販売でアップルとしのぎを削るサムスンの営業利益が減少を続けていると伝えた。今年第1四半期は前年同期比で39%の減益となった。写真はサムスンの広告。

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2015年5月3日、ドイチェ・ヴェレは、携帯電話の販売でアップルとしのぎを削るサムスンの営業利益が減少を続けていると伝えた。今年第1四半期は前年同期比で39%の減益となった。

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苦戦しているのはサムスンのIT事業部で、同部門の利益は半分以下になっている。サムスングループ全体でも販売額は12%以上減少している。スマートフォンの売り上げは昨年の第4四半期には増加したが、携帯電話とタブレットPCの売上は減少している。

これは多くのユーザーがiPhone6に流れたためだとみられている。今年第1四半期、サムスンは世界のスマートフォン販売総数の24%を占める8320万台を売り上げ、アップルから1位の座を奪った。アップルの販売台数は6120万台で、今年1月から3月の営業利益は3割増の136億ドルとなった。

スマートフォン市場では、ローエンドだけでなく、ハイエンドモデルでも激しい競争が繰り広げられている。アジアでは、中国やインドの現地メーカーがサムスンの前に立ちはだかり、モバイル市場をリードしている。

サムスンは新製品の「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」を投入、第2四半期の販売台数は持ち直すだろうと期待を寄せる。だが、スマートフォンとタブレットの需要は、第1四半期と同じくロー、ミドルエンドにある。

一方、需要の高さに後押しされ、第1四半期の半導体部門の利益は好調だ。第1四半期はDRAM需要のオフシーズンだとされているが、新型スマートフォンの需要増により、高い利益率を達成することができたという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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