2015年5月7日、日本に来て4年目の中国人妻・王（ワン）さんは、埼玉県のショッピングセンターでゴールデンウイークに行われた子ども向けイベント・仮面ライダーショーで、日本のマナーの良さに改めて感心した。

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会場には200人以上の観客が集まっていたが、警備員の姿が無い。中国では200人もの人が集まると、暴言を吐きわめく人、順番を守らず横入りする人などが出てくるため、10人程度の警備員を配置するのが普通だ。

係員から、靴を入れる袋を手渡され順番にカーペットの上に座っていく。多くの人が座れるよう配慮して、大きなスペースを独占しようとする人はいない。なんて思慮深いのだろうと思った。

こうした光景を見て育った子どもたちは、自然とマナーや高度な常識が身に着く。海外で中国人観光客のマナーが悪いと批判を浴びている。とても恥ずかしく感じているが、子どもの育つ環境から直さなければ日本のようにはいかない。（執筆/高橋大地）

■筆者プロフィール：

1961生まれ、54歳男性、東京都在住。何度もダイエットに失敗してボロボロ。精神的にもろく、弱気な性格。出版社勤務を経て、ASEAN関連情報サイトGlobal News Asiaの運営に携わる。2010年に中国西安出身の女性と知り合い結婚。中国人妻は来日4年目。妻は1972年生まれ43歳、昨年在留カードのステータスが永住になり、日本で小さなビジネスを成功させたいと、好奇心旺盛。