2015年5月12日、韓国・ハンギョレによると、米国の北東アジア専門家ブルース・カミングス米シカゴ大教授が、「第2次世界大戦以降70年間、米国は韓国よりも日本を好んだ」と述べた。

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カミングス教授は11日、韓国メディアとのインタビューで、「過去の歴史問題をめぐって対立する日韓に対して、米国は何ができるのか」との質問に、「米国の責任は第2次世界大戦にさかのぼる。日本は侵略者にもかかわらず、非常に寛大な処分を受けた。1947年に、米国は日本を工業国に復帰させて米国の同盟にすることを決め、多くの韓国人を強制徴用した日本財閥グループへの規制を緩和し、A級戦犯を釈放した。また、サンフランシスコ講和条約で日本を戦争の責任から解放し、1965年には日韓国交正常化交渉を実現させた。日韓の関係改善は米国がいたからこそ可能だった」と指摘。

その上で、「歴史問題で日韓関係が悪化する中、米国は韓国に日米韓三角安保協力を求めている。また、高高度防衛（THAAD）ミサイルをめぐる問題などで、韓国は米国と中国の板挟みとなっている。さらに、領土問題をめぐる日本と中国の争いにおいて、米国は日本を守ると宣言した。これらは韓国にとって非常に危険な状況と言えるが、長期的な視点からみると、これは今に始まったことではなく、過去70年間、米国は常に韓国よりも日本を好んだ」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「米国は自国の利益を第一に考える国。韓国が日本を超えるためには、日本と争ってばかりいないで、もっと冷静に正しい外交をするべきだ。力をつければ、米国は自然と韓国の味方になる」

「米国が日本を大事にしているということは世界の常識。学者じゃなくても分かる」

「まずは、精神的・物質的な面で日本を超えよう」

「こうなってしまったのは、国益のためではなく、自分の名誉のために政治をする韓国政府のせいだ」

「韓国は反米国家だから、米国が日本を選ぶのは当然！」

「この事実を知っていながらも、米国に憧れを抱く韓国人が多い。悲しい現実だ」

「俺がオバマ大統領でも、韓国より日本をかわいがる。誰だって、お金持ちでいつでも自分を助けてくれる友達がいい！」

「米国に、『日本と韓国のどちらかを選べ』と言うのはナンセンスだ。日本との関係は自分たちで解決するしかない」

「これから韓国は、日本や米国とは関わらずに中国やロシア、イランと手を組めばいい」（翻訳・編集/堂本）