2015年5月13日、韓国・聯合ニュースによると、先日、日本の連立与党である自民・公明両党が合意した安全保障法改正案に、「自衛隊が朝鮮半島に上陸するに当たって韓国の同意が前提条件となる」とした条文が含まれていることが分かった。

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連立与党が用意した重要影響事態安全確保法案第2条には「外国領域での対応措置は行えるが、対応する国の同意がある場合に限り実施する」とする文章が記された。現行の周辺事態法に代わる同法案は、日本に重大な影響を与える事態が発生した際に自衛隊が世界のどこでも米軍など外国の軍隊を後方支援できるようにするものである。

法案では、朝鮮半島有事の際、米軍を支援するために自衛隊が朝鮮半島で作戦に参加する場合は、必ず韓国の同意を得なければならないことになる。韓国政府は、安倍内閣が昨年7月に集団的自衛権行使容認の方針を決定したころから、自衛隊が朝鮮半島に進入する場合は韓国の事前の同意を得なければならないという立場を日本側に伝えていた。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「誰が誰を助けるだって？日本が朝鮮半島に入ってきたら、まず日本からやっつけないといけなくなる。事前の同意なんて関係ない」

「同意を得さえすれば、日本軍が朝鮮半島に上陸できるようにしたのか？韓国政府は何度やられても分からないんだな」

「日本軍が朝鮮半島に進入してきたら、駐屯地はどこが良いですか？独立門の前か、それとも自衛隊の行事を行う予定だったロッテホテルはどうでしょう？」

「有事の際にわざわざ『これから行きますよ』と公文書を送ってくるというのか？」

「この事前同意の条項、知らないうちに消えてなくなっているんじゃないの？」

「どうせ韓国は米国の言いなり。戦時作戦統制権を持っている米国が朝鮮半島に日本軍を呼べば韓国は拒否できない。事前の同意なんて意味ないね」

「事前同意うんぬんではなく、日本軍は無条件に朝鮮半島に進入してはならないとすべき。日本軍が進入してくれば中露も侵攻してきて、朝鮮半島はまた戦場と化すのだから」（翻訳・編集/三田）