日本と韓国の自動車ドライバーが「大人の対応」ができるのはなぜか?―中国紙

Record China    2015年5月17日(日) 5時40分

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14日、法制晩報は「日本と韓国の運転手が乱暴な運転をするドライバーに対して過激な仕返しをしないのはなぜか?」と題する記事を掲載した。写真はソウル。

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2015年5月14日、法制晩報は「日本と韓国の運転手が乱暴な運転をするドライバーに対して過激な仕返しをしないのはなぜか?」と題する記事を掲載した。

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中国ではこのところ、他の車の手荒な割り込みや追い越しに腹を立てたドライバーが過激な仕返しに出るというトラブルが多発している。このような報復行為は「ロード・レージ」と呼ばれ、この言葉が生まれた米ロサンゼルスは依然、問題が深刻な状況だ。一方、日本や韓国ではこの手のトラブルは極めて少ない。

日韓の運転マナーの良さは行政の監督によるものではなく、ドライバー同士が譲り合いの心を持っていることが大きい。韓国のある識者は「韓国では無理な車線変更はモラルの低いドライバーの行為とみなされる」と指摘し、運転する側は人々の目によって監督されていると説明。「他人がしない行為を自分がしてしまっては恥になる」という心理が働いているという。韓国で働く中国人の女性も「韓国人は路上秩序を守っている。クラクションを鳴らすのだって『失礼な行為』になるからと控える人が多い」と話し、「以前、故障で立ち往生している車に遭遇したが、後続の車はじっと待ち、その後到着した警官の指示に従っていた」と当時の様子を振り返っている。

また、大阪での生活が8年近くになる中国人女性も「日本人はあまり車線変更をしない。もし変更するなら先にランプで他の車に合図し、変更後も2回点滅させて『ありがとう』という気持ちを伝える」と紹介し、「これは法律上のルールではなく、みんなが守っている習慣」と説明する。さらに、「日本は道幅が狭く、車線変更で他の車をひやっとさせることにつながりかねない。また、日本人は公共の場で列に並ぶことを当然のことと考えている。この意識の高さが運転マナーの良さにつながっている」と指摘。日本人は徒歩のときでさえ他人に配慮し、自分の歩くペースが遅ければ後ろの人を先に通し、追い越す側の人は「ありがとう」と声をかけるとしている。(翻訳・編集/野谷

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