2015年5月15日、韓国・聯合ニュースによると、経営再建中の家電大手・シャープの2014年度（2014年4月〜15年3月）の業績が2223億円の赤字となり、国内の従業員を対象に3500人規模の希望退職を募ることとなった。シャープは14日の記者会見で、前年度決算と今後の構造改革の計画を発表した。

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計画によると、大阪市の本社ビルを売却し、財務状況改善のため1200億円規模の資本金を5億円に減らし、損失を補填（ほてん）する予定。当初、税制の優遇措置を受けるため1億円以下への減資も検討していたが、批判の声を受けて方針を変更した。さらに、主要取引銀行であるみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行から合わせて2000億円規模の資金援助を受ける予定だ。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「電子辞書界のiPhoneだったのに。アップルのせいで、任天堂もソニーもシャープもみんなダメになった」

「シャープの電卓はすごくいい。25年くらい前、大学生のときに使っていたものが、いまだにちゃんと動く。だからシャープはダメになったのかな」

「1997年当時、工大生でシャープの電卓を持ってない学生はいなかった。工大生のソウルメイト。あのときは、かわいい女優が電子辞書の広告にも出てた。それがこうなるとは、日本企業と言えどやや切ない」

「国民の税金で助けてくれと泣きついた（韓国の）パンテックとは対照的だ。支払えないなら減らす。これが本来の正しい経済の流れじゃないか？韓国はいつから税金で企業の赤字を埋め合わせるのが普通になったんだろう？」

「安倍晋三：シャープよ、生き残れ！アベノミクスという万能薬で救ってやる！」

「父が韓国シャープに勤めていたけど、IMF危機のとき、退職する前にリストラされた。退職金もあまりもらえず。毎日残業してたけど給料は少なくて、リストラされた後には病気にかかって…。それでも、父が若いときにいた所だからうまく行けばいいな、と思っていたけど、結局こんなことに…」

「僕たちも笑っていられない。10年後には、サムスンやLGもこうなるかもしれない」

「日本でも、社員を切らない会社として有名なのに」

「技術力は世界最高、生産力も持ち合わせてた、液晶ディスプレイの王様・シャープがこんなことになるとは…。永遠の1位はないと言うけど」

「日本にはまだシャープより健全な大企業は100はあるだろうけど、韓国には10もない。そこが問題だな」

「サムスンにコピー機の技術を売れば？」（翻訳・編集/和氣）