ポイ捨てされたゴミのDNAから顔写真を作成し公開、新たなマナー違反対策―香港

Record China    2015年5月23日(土) 23時50分

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20日、スペイン紙・El Mundoによると、香港の環境団体などは、ポイ捨てされた缶やたばこの吸い殻からDNAを採取、ポイ捨ての当事者の顔写真を合成し一般公開した。

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2015年5月20日、スペイン紙・El Mundoによると、香港の環境団体などは、ポイ捨てされた缶やたばこの吸い殻からDNAを採取し、合成されたポイ捨ての当事者の顔写真を一般公開するというマナー違反対策を打ち出した。22日付で参考消息網が伝えた。

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この活動は、オンライン雑誌・EcozineとNGO団体「清潔香港」が実施したもので、すでに24のポイ捨てのDNAサンプルから27枚の顔写真を合成。DNAサンプルからは、人相や輪郭、肌の色まで再現できるという。顔写真は地下鉄など公共スペースに設けたガラス張りの掲示板に「探してます」の文字と共に張り出しており、「犯人を割り出せる。ポイ捨て禁止」という警告を発信している。

現在、香港では公共の場所でのゴミのポイ捨てが深刻な問題になっている。「清潔香港」の創設者であるリサ・クリステンセンさんによると、去年、同団体が6時間かけて香港の街角やビーチで清掃活動を行ったところ、4000トン近いゴミが回収されたという。同氏は「この活動の目的は具体的な人物を特定することではなく、香港市民の間で社会をより良くするための議論が引き起こせればという考えが根底にある。ポイ捨てがバレるかもしれないという心理が働き、自分の行動を見直すきっかけになれば」と語る。(翻訳・編集/霧島)

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