2015年5月23日、環球時報によると、英国は中国人観光客がもたらす雇用と成長を失い続けている。

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英紙フィナンシャル・タイムズによると、14年に英国を訪問した中国人ビジネス旅行客は前年から13％減り、のべ4万8000人となった。英国政府は投資手続き、ビザ取得の緩和など誘致に力を入れているが、成果は現れていない。

インターナショナル・エアラインズ・グループ（IAG）のウィリー・ウォルシュCEOは「政府の失敗により中国人観光客がもたらす雇用と成長が失われた」と指摘する。米国は中国人向けに10年間の長期ビザを発行しており、英国もさらなる条件緩和に取り組むべきだと訴えた。業界関係者によると、中国人による欧州観光ツアーの90％は英国をコースに組み込んでいない。これによる損失は年12億ポンドに達する。（翻訳・編集/増田聡太郎）