2015年5月26日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の輸出企業から、「円ウォン為替相場が耐え得る水準を超えた」との声が相次いでいる。

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大韓商工会議所はこのほど、日本と競合する韓国の輸出企業約300社を対象に、「円安への対応課題」などについて調査した。調査対象企業の55．7％が「円安で被害を被った」と回答した。また、70％が円安リスクに対して何の対策もしていないという。競合する日本企業が価格を10％引き下げると、輸出量が12％減少するというのが韓国輸出企業の現状だ。

大韓商工会議所の関係者は、「（貿易相手国の経済を悪化させることによって自国経済の回復・安定を図る）近隣窮乏化政策は、アベノミクス初期から心配されていたが、それが現実となっている。円高の時の日本企業のように、事業構造の効率化や製品の付加価値引き上げにより競争力を高めるべきだ」と指摘した。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「やっと危機に気付いたの？朴政権が経済を楽観視してきた罰だ」

「韓国内の日本製品が値上がりしているのはなぜ？」

「輸出が好調な時も、市民には何の利益もなく、財閥だけが得をした。不調になろうが関係ない！」

「東大門の衣料雑貨はすでに全滅」

「これもすべて、米国が日本を支えているから可能なこと。一体誰を恨めばいいのか？今年中に米国が金利を引き上げたら、韓国に大きな災難が降りかかってくる」

「円安のせいにしないで、競争力を高めろ。韓国製品に魅力がないということでしょ？円高の時も韓国製品は売れなかった」

「同じ価格でも日本製品を選ぶのに、安ければなおさら！」

「日本は米国と軍事共助。中国はインドと経済共助。韓国は一人でK−POPを広報…」（翻訳・編集/堂本）