2015年5月26日、米国務省のラスキ報道官は記者会見で、中国が発表した国防白書について、「中国の軍事力に透明性を求め続ける」と述べた。

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ラスキ報道官は白書への論評は避けた上で、「中国が軍事力をアジア太平洋地域の平和と安定の維持に貢献するやり方で活用するよう促す」と述べた。

中国は国防白書で、海外の利害密接関係地域における国際安全保障協力を強めることを提起し、軍事闘争に向けた準備を進め、軍隊の脅威対応力と実戦能力を全面的に高めるとした。

中国国防部は、白書を発表するタイミングが緊迫する南シナ海情勢に向けたものだという指摘を否定。同部の楊宇軍（ヤン・ユージュン）報道官は「（白書は）中国の軍事・安全保障政策を戦略的側面から国際社会に示すものだ」とし、中国の軍事面での脅威や透明性の低さを指摘する外部の声を批判した。（翻訳・編集/柳川）