Record China 2015年6月3日(水) 14時46分
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26日、共働き世帯が大部分を占め、家事・育児も男女平等が比較的行きわたっている中国だが、実際には父親の育児参加はまだまだの段階だという。中国の最新の官製調査では、「家庭における父親の役割は育児、教育の面でいまだ改善を要する」と評された。写真は中国の親子。
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2015年5月26日、共働き世帯がほとんどを占め、家事・育児も男女平等が比較的行きわたっている中国だが、実際には父親の育児参加はまだまだの段階だという。中国国家衛生・計画生育委員会がこのほど発表した最新の「中国家庭発展調査」では、「家庭における父親の役割は育児、教育の面でいまだ改善を要する」と評された。信息時報の報道。
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日本では近年になって「イクメン」などという新語が登場し、男性の育児参加も積極化する傾向があるとされる。お隣の中国では早くから夫婦の共働きが普遍化し、国家政策上も男女平等が謳われているため、夫が家庭で果たす役割は比較的大きいと言われているが、それでも「イクメン」としてはまだまだの男性が多いようだ。前出の「中国家庭発展調査」では、「父親が子供の教育において果たす役割は比較的限られたものであり、いまだ改善を要する」と明記されているのだ。
この発表を受けて多くの妻や母親、また夫や父親とみられる人物がインターネット上で意見を表明した。官製の報告書で下された評価に賛同する声とそうでないものに割れたようだ。以下はその具体的な意見。
■「イクメンはまだまだ」と考える人の意見
「スペインでは父親1人でベビーカーを押して外出する姿があちこちで見られる。まるでそれがトレンドであるかのようにね。中国の父親はたった1人で子連れ外出なんて無理って人が多いわ」
「両親がそろって子どもの教育に関心を持つことは大事。それなのに、多くの父子関係には距離がある。これにはきっと原因があるはず」
「もし子ども時代に戻れるなら、父親の収入が減ってもいいからもっとそばにいてほしかった」
「子どもと父親が一緒に過ごす時間を十分にとったほうがいい。とくに男の子の場合は。だから、仕事が忙しいことを口実にこれを怠る男性は、育児に関心がないと考える。できるかできないか、という能力の問題ではなく、やるかやらないかというやる気の問題よ」
■イクメンを擁護する人の意見
「男性は外で働いて稼いで、一家を養う。女性は家で子供を育てる。他に何かいい方法はある?」
「夫も妻も、どっちもたいへんな思いをしている。行政に、いちいちよそ様の夫婦関係を乱していただかなくて結構」
「中国の父親が十分に子どもの面倒を見ていないというのは事実とは言えない。一般的には中国では父親の稼ぎが家庭の主要な収入源になっている。その上、現在の福利厚生制度や社会保障制度のことを考えたら、中国の父親が育児にまで十分なエネルギーを発揮するのは難しいよ」(翻訳・編集/愛玉)
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