Record China 2015年6月1日(月) 14時38分
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28日、中国人が話すとき、非常に大きな声で、相手を圧倒するような勢いで話す。実は、自分が発する声が大きくなればなるほど、聴力は低下していく。資料写真。
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2015年5月28日、中国人が話すとき、非常に大きな声で、相手を圧倒するような勢いで話す。実は、自分が発する声が大きくなればなるほど、聴力は低下していく。人民網が報じた。
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今、世界中で、聴力に関する問題を抱えている人は6億3000人を上回る。成人の約15%は、程度の差こそあれ、聴力に支障をきたしている。65歳以上の3人に1人、世界で約1億6500万人が、難聴に陥っている。統計データによると、中国で聴力に問題がある身体障害者は2780万人、年間30万人のペースで増加しており、中国は聴覚障害者が最も多い国家となっている。
中国人の話し方の特徴として、「話し声が大きい」ことが挙げられる。これは、中国人を含む世界各国の人々にとって、共通した印象であろう。これについて、文化的要因を除き、言語学と生理学の立場から、専門家の間では諸説が論じられている。
杭州師範大学言語学教研室の孫宜志(スン・イージー)教授は、「普通語(現代標準中国語)」の発達に一部の原因があると指摘、次の通り説明した。
普通語には、平声・上声・去声・入声という4つの声調がある。このため、中国人が話をするとき、英語のネイティブスピーカーに比べ、リズム感や韻律はいずれも強くなる。また、ピンインには母音が多く含まれており、それらの多くは、大変なめらかで艶のある、高い調子で発音される。
英語の場合、1つの単語で母音が続くケースはほぼ皆無であり、単語に母音が一切含まれず、子音だけの単語さえある。たとえば「three」を発音するとき、子音の摩擦音と破裂音だけが発せられ、母音はほぼ聞き取れない。従って、言語の発音方法から見れば、普通語が話される場合、周囲の人々の注意をより引きつけやすいことになる。
また、工業の発展に伴い、中国人を取り巻く環境が総じて騒がしくなったことも、中国人の話し声が大きくなった一因と思われる。このような環境の変化は、同様に、中国人の聴力低下の重要な原因のひとつになっている。 (提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)
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