「恐怖レベル」の円安で韓国の自動車輸出に赤信号、日本企業が攻勢=韓国ネット「自国企業だけど、つぶれればいい」「円高の10年間は何してた?」

Record China    2015年5月30日(土) 12時18分

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29日、円安など為替変動の影響を受け、韓国の自動車業界は輸出全般で赤信号がともり、事実上輸出をストップする会社も出てきた。これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は現代自動車。

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2015年5月29日、韓国・イーデイリーによると、円安の進行など世界的な為替変動のあおりを受け、韓国の自動車業界は輸出市場全域について赤信号がともっている。トヨタホンダ日産など、日本の競合各社が円安を背景に米国をはじめとした世界各地で低価格攻勢に出ているためだ。ある企業の財務担当者は、円安が「恐怖のレベル」だと表現した。

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現代(ヒュンダイ)自動車、起亜(キア)自動車の今年1〜4月の米国での乗用車販売量は、大幅な割引を背景に前年よりわずかに増加しているが、日本の競合各社の猛攻もあり、2〜3年前には10%あった市場占有率が8%にとどまった。同期間の営業利益率も、現代・起亜がそれぞれ7.6%、4.6%に下がり、トヨタ(8.9%)に逆転された。これまで日本各社よりも比較的優勢だった欧州や他の新興市場も楽観できない状況だ。

それでも、ロシアなど現地に工場を持つ現代と起亜はまだ良い方で、韓国GMと双竜(サンヨン)自動車は事実上輸出を中断し、「開店休業」状態となっている。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「これまで国内の客をかもにしてきただろう?もう正気になってちゃんとした車を作れ!そして、為替のせいにせず競争力を養うんだ」

「うれしいニュース。現代・起亜の望ましい姿だ」

「現代車は、今後10年間は節約し、身を粉にして努力しなければ生き残れない。誰も輸出企業がつぶれることは望んでいない。今のように努力もせず内需にすがれる時代は終わった。賃金を減らして、新車の研究開発に命を懸けなければ」

「現代車の労働組合が賃金を上げろと言ったら、破産するだろうな」

「自国企業だけど、つぶれればいいと思う。単純作業しながら年俸を1億ウォン(約1100万円)ももらう『貴族労働者』を見るのも嫌だ」

「レートが悪くなったからってぶつぶつ不満を言う。これくらいで耐えられないなら、廃業しなきゃね」

「円安のせいだとは思うけど、自動車会社の損失も税金で賄うのかな?」

「円高の10年間は何をしてて、今になって国民に損をさせるんだ?ふざけたやつらだ」

「企業の競争力を高めることを考えずに、為替レートのせいにしてる。円高のときは現代自動車も世界でたくさん稼いだだろうに」(翻訳・編集/和氣)

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