2015年6月2日、韓国・聯合ニュースによると、今年1〜3月の物量基準の輸出増加率で、日本が韓国を上回ったことが分かった。今年に入り韓国の輸出は不振が続き危機的な状況に陥る一方、日本経済には「アベノミクス」などの政策の効果が出始めているとみられる。

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財務省と、韓国銀行、韓国産業通信支援部の資料によると、今年1〜3月の日本の輸出物量指数は、昨年同期比3．8％増加し、韓国の増加率（2．8％）を上回った。韓国の輸出物量指数増加率は、2012年5．6％、2013年4．8％、2014年4．3％と、ここ数年4％以上を維持していた。一方日本は、2012年4．8％、2013年1．5％とマイナスが続いていたものの、昨年ようやく0．6％の増加に転じ、今年に入って一気に韓国を追い抜いた形だ。

韓国NH投資証券の研究員は「（韓国企業の）市場占有率が心配される」とし、「韓国が日本を下回っているのは、（円安の影響などで）価格競争力が下がったためと推定される」と説明した。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「ここでも逆転されたか。まあ、分からなくもない」

「それでもMERSウイルス流行では韓国が1位」

「韓国はMERSに貿易に政治に…惨めだ」

「日本は駄目になると言っていたのに、韓国の方が先に駄目になる確率99％」

「アベノミクスは失敗だと言ってなかった？反日を捏造（ねつぞう）ばかりしている韓国メディアめ」

「日本と比較することが笑える。一時期は世界で2位になった経済大国なのに」

「安倍（首相）は政治、軍事、外交、経済、どこにも抜けがないんだな。なのに韓国の大統領ときたら、認められるものが一つもない。韓国の未来が心配だ」

「賢い企業はすでに生産基地を米国、中国、ベトナム、フィリピンに移している。これは輸出に入らない。輸出量が減っても、韓国のグローバル企業はものすごくお金を稼いでるらしい。ただ、韓国人には恩恵がない」

「こんな状態で政府は何もせず、国会議員は自分たちのことだけ考えて争ってばかり」

「政府の無能な対処のせい。ビジョンがない」

「円高の時には得をしただろうに、そこで準備をしないまま円安で騒ぐとは」（翻訳・編集/和氣）