Record China 2015年6月2日(火) 21時30分
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2日、中国の崔天凱駐米大使はこのほど米メディアのインタビューに応じた。写真は南シナ海のパラセル諸島。
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2015年6月2日、中国の崔天凱(ツイ・ティエンカイ)駐米大使はこのほど米メディアのインタビューで、南シナ海情勢について「米国は現在の南シナ海情勢に『過度に反応』し、軍用機を派遣して偵察するだけでなく、中国にいわれなき非難を加えている。中国側はこれに驚き、憂慮している」と表明した。中国新聞社が伝えた。
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米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは先月29日、南シナ海情勢について崔大使へのインタビューを掲載した。崔大使は「米国は最近、南シナ海地域に偵察機を派遣しているうえ、記者も同乗させており、緊張を煽り立て、激化させようとしているのは明らかだ。米側は中国側にいわれなき非難も加え、地域の領土主権争いの問題で一方の側についている。これは地域情勢を一層不安定化させるだけだ。中国側は米側の過度の反応に驚き、憂慮している」と表明した。
「現在、米側のする事なす事に中国は多くの疑問を抱いている。なぜ米側は過度に反応するのか?なぜ米側は軍艦や軍用機の派遣を増やして対中接近偵察を行っているのか?米側の本当の意図は何か?アジア地域で冷戦の二の舞を演じたいのか?」と述べた。
さらに、「中国は他のどの国にも増して南シナ海の安全情勢と航行の自由を気にかけている。中国は世界の主要貿易国の1つであり、毎年大量の輸出入貨物が南シナ海の航路を通過している。したがって、南シナ海地域の安定維持は中国の利益であるのみならず、他の各国の利益でもある。別の狙いを抱く者がいる場合を除いて」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
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