横須賀基地の米第7艦隊司令官、中国が反対する南シナ海での偵察飛行継続も「偶発的な衝突回避に全力」―中国メディア

Record China    2015年6月3日(水) 17時6分

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1日、米海軍横須賀基地に拠点を置く第7艦隊のロバート・トーマス司令官は、中国が反対する南シナ海での偵察飛行を続ける方針を強調した上で、中国との偶発的な衝突回避に全力を挙げる考えを表明した。写真は中国による埋め立てが進むファイアリー・クロス礁。

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2015年6月1日、神奈川県の米海軍横須賀基地に拠点を置く第7艦隊のロバート・トーマス司令官は、日本メディアの取材に応じ、中国が反対する南シナ海での偵察飛行を続ける方針を強調した上で「不測の事態を避けることが重要だ」と述べ、中国との偶発的な衝突回避に全力を挙げる考えを表明した。2日付で中国・環球時報(電子版)が伝えた。

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トーマス司令官は「米中間の議論にかかわらず、通常の軍事行動を継続する」として、人工島周辺を含む南シナ海での偵察飛行を停止する考えはないとした一方で、中国軍と「非常にオープンな議論を行っている」と述べ、衝突回避に向けた対話を模索していることを示唆した。

中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は先月30日、カーター米国防長官が中国による南シナ海での岩礁埋め立てを非難したことについて、「米国は歴史と法理、事実を無視し、中国が南シナ海で早くから形成してきた主権と権益に言い掛かりをつけ、(関係国間の)離間を図り、中国側の正常で合理的な島しょ建設活動を非難したことに断固反対する」と反論。その上で「米国は南シナ海問題の当事国ではないし、南シナ海問題を中米間の問題とすべきでもない。米国は南シナ海の平和や安定、中米関係を損なう言行を停止すべきだ」と訴えた。(翻訳・編集/柳川)

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