<日本人が知らない韓国>アパートの歩道に唐辛子の「レッドカーペット」、その上を走り抜ける子どもたち

Record China    2015年6月7日(日) 12時41分

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韓国と言えば辛い料理が印象的だが、その味付けになくてはならないのが唐辛子だ。スーパーでも露店でも、どこでも手に入るが、こだわりのあるのか自分で栽培する人もいる。

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韓国といえば辛い料理が印象的だが、その味付けになくてはならないのが唐辛子だ。スーパーでも露店でも、どこでも手に入るが、こだわりがあるのか自分で栽培する人もいる。

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料理に使う唐辛子は粉末かみそになっているが、この状態にするために、まず熟した赤い唐辛子を乾燥させる。そのため、アパートの敷地内の歩道では、赤唐辛子を天日干しにしている風景をよく目にする。さながらレッドカーペットだ。

さすがに歩道全面が赤唐辛子に占領されることはなく、人が通れる程度のスペースは空けてある。しかし、遊びに夢中の子どもたちはおかまいなしだ。レッドカーペットの上にも容赦なくボールが転がり、その後を追って子どもたちが駆け抜けて行く。これを見た大人も怒る様子はない。おおらかなものだ。時間がゆっくりと流れている。

何日かすると、赤唐辛子の水分が飛んで紙のようになる。そうなったら出来上がりだ。後は持ち帰って、細かく刻んで粉末にするか、みそにして料理に使う。今年も、もうすぐレッドカーペットの季節になるが、子どもたちに踏まれた唐辛子をそのまま食べるのだろうか。せっかく乾燥した唐辛子を水洗いするはずもないだろうから、きっとそうなのだろう。

■筆者プロフィール:水田尊久

兵庫県出身。2000年に訪韓し、現地企業で勤務した後、2013年に独立。日韓企業協業支援、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動している。

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