2015年6月6日、日韓国交正常化50周年の今年、両国の国民感情は冷え込んだままだ。両国の共同世論調査によると、国民の半数以上がお互いに悪い印象を抱いている。これについて日韓のネットユーザーは「解決済み」「早く反省すれば」などと応酬。中国のネットユーザーも参戦し、三つどもえのバトルを繰り広げている。

【その他の写真】

日韓両国のメディアによると、日本の民間非営利団体「言論NPO」と韓国のシンクタンク「東アジア研究院」は先月末、共同世論調査の結果を発表。相手国にマイナスの印象を持つ人は日本で52．4％、韓国では72．5％％を占めた。

韓国のテレビ局SBSは「予想通り最悪だった」と報道。韓国のネットユーザーは

「日本は非難されるのが嫌なら、早く反省すればよいのではないか」

「日本はなぜ韓国で反日が始まったのか、理解しようとしていない」

「被害者が加害者を嫌いになるのは当然のことだが、加害者が被害者を嫌いになるとはどういうこと？」

「日本は『近くて遠い国』でななく、『限りなく遠い国』になってしまった」

「被害者と加害者がいれば、ためらうことなく被害者の側に立たねばならないのは当然ではないか？屈辱的な歴史を私たちに押し付けておいて、さらに被害者を嫌いになるとは、どういうことだ」

などの声を上げた。

日本のネットユーザーからは

「百歩譲って彼らの主張が本当だとしよう。しかし、第2次大戦以後に生まれた連中がどうして被害者なのか？第2次大戦から何十年もたって生まれたわれわれがどうして加害者なのか？　条約で解決済みだ」

「食傷気味」

「お互い嫌いでよいじゃない」

「1000年ほど距離を置いてから考えればいいんじゃないですかね」

「覆水盆に返らず。もう日本人の多くがいろいろ知ってしまったんだよ」

「こちらの我慢も そろそろ限界なのでお互いに関わるのはよしましょうね」

「MERS（中東呼吸器症候群）感染一つとって見ても、良い印象など持てるわけがない」

などのコメントが集まった。

日韓共同調査の結果は中国でも報じられ、中国のネットユーザーは

「日韓だけではない。中国もだ」

「日中韓3カ国は、昔から2カ国が手を結んで残りの1カ国を悪く言ってきた」

「3カ国とも互いに好感は持っていない。日中友好は韓国に依存し、中韓友好は日本に依存する」

「中国と韓国の民族主義は日本よりも深刻」

「日本人の95％と中国人の88％が互いに悪い印象を持っていることには触れないのか」

「まさか中国人は韓国人に良い印象を持っているとでも？」

「利害でもめることが多いのだから、隣国とは互いに仲が悪いのは当たり前」

「『遠交近攻』と言うからな」

などの書き込みを寄せている。（編集/KU）