中国で「身長差別」深刻化、高いほど高給に=農村住民や南部出身者は不利―英紙

Record China    2014年10月28日(火) 1時7分

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25日、英紙エコノミストは「中国では身長差別が加速し、経済発展に悪影響を与えている」と題する記事を掲載した。写真は中国の就職面接会場。

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2014年10月25日、英紙エコノミストは「中国では身長差別が加速し、経済発展に悪影響を与えている」と題する記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。

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中国では人材を募集する際、条件として求める身長を明記することが多い。たとえば今年初めに警備員2人を募集した遼寧省大連市の企業。「まったく同じ仕事を2人がした場合、給与に差は出るのか」と尋ねたところ、会社側は「5ミリでも背が高い方が給与も高い」と答えた。「身長が1メートル80センチ以上あればさらに高給になる。顧客に安心感を与えるからだ」と説明する。

福建省華僑大学の観光学科では、男子は1メートル70センチ、女子は1メートル58センチ以下なら受験できない。大学の調査では、女性の身長による所得差が明らかになった。身長が1ミリ高いごとに給料も1.5〜2.2%上がっているという。

中国では貧しい農村住民や、体格的に南部の人々の身長が低い。給与による身長差別が加速することで、地域による所得格差が拡大している。(翻訳・編集/AA)

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