2015年6月7日、中国の大学受験シーズンが本格的に開幕した。中国では「高考」という全国統一試験が行われ、この日がその初日となったが、河南省鄭州市のある試験会場には、受験生本人ではなくその母親だけが駆けつけるという珍事が発生した。チャイナフォトプレスが伝えた。

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午前8時45分。鄭州市内のある試験会場に、受験生の母親が受験票を持って駆けつけた。しかし、試験を受ける当事者である息子の姿はない。前夜、ゲームばかりしている息子を厳しく叱ったところ、当日の朝になって息子が雲隠れ。携帯に連絡してもなしのつぶてとなってしまった。焦った母親は「とりあえず自分だけでも」と思い、試験会場に駆けつけたのだという。

母親は息子の学校に連絡するなど、八方手を尽くして息子を探し出そうとしたが、ついに連絡つかず。試験開始20分後に泣く泣く会場を後にした。（翻訳・編集/愛玉）