Record China 2015年6月10日(水) 2時44分
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8日、欧米的な消費型生活を禁忌とする北朝鮮で、若者の余暇の過ごし方に変化が起きているという。近ごろの北朝鮮ではコーヒーに人気の兆しが見える。資料写真。
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2015年6月8日、欧米的な消費型生活を禁忌とする北朝鮮で、若者の余暇の過ごし方に変化が起きているという。中間所得層の増加につれ、消費意欲の高まりも顕著になっている。中国国営・新華社通信が伝えた。
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化粧品、スマートフォン、輸入飲料、衣料品、自動車、宝くじ、ペット、マッサージのサービス…収入に余裕の出てきた層では、多様なニーズが見えてきたという北朝鮮。シンガポールのNGO「チョソン・エクスチェンジ」(Chosun Exchange)によると、近ごろの北朝鮮ではコーヒーに人気の兆しが見える。しかも、首都の平壌にとどまらず地方都市でも同様の傾向が見られ、市場や駅でコーヒー豆を販売する光景が見られる。
「生活上はなくても困らないものに、わざわざお金をかける」「ワンランク上の品物にお金をかける」。韓国の南北統一・北朝鮮関連の国策研究機関である統一研究院によると、北朝鮮では人口2500万人の10%がすでに携帯電話を持ち、富裕層の子女たちは英語の家庭教師を雇い、衣料品や飲料・菓子は国産品より輸入物を選び、普通の歯磨き粉よりナノテクを応用した研磨剤入りの歯磨き粉を選ぶ。政府からの配給品目にも、このような変化が現れ始めている。
平壌市の繁華街には24時間営業のカフェがあり、富裕層や大学生などの若者らに人気だ。コーヒーをたしなみ、カフェで友人と過ごすことは「カッコイイこと」として、昨年ごろからブームになりつつある。しかし、ロイター通信によるとエネルギー不足の深刻な北朝鮮では、午後10時を過ぎると電気の供給が止まり、実質的には飲食店で食事をすることは難しいという。(翻訳・編集/愛玉)
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