2015年6月11日、韓国・聯合ニュースによると、韓国保健福祉省は同日、中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルス患者が122人に達したと発表した。感染経路となった医療機関は55カ所、隔離対象者は3805人。患者のうち13人は病状が不安定という。環球時報（電子版）が伝えた。

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韓国のMERSは、患者が入院した病院での院内感染が主な拡大経路とみられている。一方、隔離対象者の増加ペースは緩んでいる。現在3591人が自宅で隔離され、214人が医療機関で治療を受けている。感染が疑われた2919人のうち、DNA（遺伝子）検査を受けた4．1％が陰性と判断された。高熱などの症状でDNA検査を受けている人は225人。

さらに、ソウル市内の病院では、救急救命室以外の場所でMERS感染が確認され、空気感染の可能性が疑われたが、専門家は「数値的にみて可能性は極めて低い」としている。（翻訳・編集/大宮）