中国・人間国宝の大作が魅了する水墨画の世界=日本、中国、台湾などから選抜された水墨画240点が美を競う=第15回国際墨画会展―東京・六本木

八牧浩行    2015年6月13日(土) 13時28分

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国際公募第15回国際墨画会展が東京・六本木の新美術館で開催されている。日本、中国、香港、台湾、シンガポール、英国、オーストラリア、チリなどから選抜された墨絵約240点が展示され、多くの愛好家がその美しさに魅了されている。写真は会場風景。

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2012年6月12日、国際公募第15回国際墨画会展が東京・六本木の新美術館で開催されている。日本、中国、香港、台湾、シンガポール英国オーストラリア、チリなどから選抜された墨絵約240点が展示され、多くの愛好家がその美しさに魅了されている。

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この展覧会は、社団法人・国際墨画会が主催し、日本の外務省、文化庁、東京都、中国の国立中国美術院などが後援している。墨絵(水墨画)は、水と墨と紙というシンプルな画材で、万物を表現するアジアの伝統的な芸術。中国で始められ、5〜6世紀日本に伝わり、以後日本では独自の美意識の中で発展してきた。文字通り墨色を基調とする幽玄の世界だが、彩色豊かな作品も多く、会場は、ホッとする落ち着いた空間の中にも、明るい雰囲気に包まれている。

水墨画の本場、中国からは元美術院院長の肖峰氏の「空山鳥話」や国家一級美術師(人間国宝)・黄鎮中氏の「吉祥図」など大作のほか、日本からは外務大臣賞を受賞した新夕万水氏「参道」、国際墨画会会長賞を受賞した「先住民の願い」などが展示されている。会期は6月22日まで。入場無料。(八牧)

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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