2015年6月11日、中国日報（電子版）は、韓国で拡大する中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルス感染について「韓国経済の『時限爆弾』になる可能性がある」と伝えた。

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MERS感染が拡大する前の韓国経済で、中国人観光客の大規模な訪韓は、小売業や観光業を支えていたことは疑いない。しかし、感染が広がった後は両業界とも大打撃を受けている。MERSショックはいまだ収まる気配がなく、一部には「将来的に韓国経済の『時限爆弾』になる可能性がある」と懸念する声が出ている。

韓国観光当局の統計によると、6月9日までにのべ約5万人の中国人旅行者が韓国旅行を中止したとみられる。ソウル市中心部の繁華街・明洞では、地域全体の売上高が前年同期に比べて5割近く減ったとされている。

専門家の予測では、MERSが韓国経済にもたらす損失は20兆ウォン（約2兆2200億円）に達するとみられる。韓国を訪れた外国人観光客もすでに3割ペースで減少。今後もし半減した場合、経済全体への打撃は甚大になる見通しだ。（翻訳・編集/大宮）