中国人観光客の「爆買い」、免税店ラオックスを救う―中国紙

Record China    2015年6月18日(木) 14時49分

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15日、海外旅行から帰ってきたら女の子たちに一番よく聞かれるのは、どこに行ったの」ではなくて「何を買ったの」だ。写真は銀座のラオックス。

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2015年6月15日、海外旅行から帰ってきたら女の子たちに一番よく聞かれるのは、どこに行ったの」ではなくて「何を買ったの」だ。今風の中国式の旅行を3文字で表現すれば、「買買買」ということになる。中東呼吸器症候群(MERS)の流行で韓国旅行が下火になっていることもあり、今また日本旅行が人気を集めている。銭江晩報が伝えた。

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熱狂的に買い物する中国人だが、一体どれくらい消費力があるのだろうか。答えは「日本企業を1軒救えるほど」だ。少し前に、日本最大の免税店運営企業ラオックス株式会社は、東京最大の繁華街である新宿にラオックス新宿本店を出店した。2009年にラオックスが中国の蘇寧雲商集団の傘下に入った時は、業績の悪さが業界で議論の的になった。だがこの日本の老舗企業は赤字を黒字にし、新店舗を出店するまでになった。その背後にあったのは、軽視できない日本を訪れる中国人の消費力だ。

観光客はラオックスの最も重要な顧客だ。新宿本店は秋葉原本店、銀座本店に続く、3つ目の旗艦店で、大量の来店者の多様化するニーズに全面的に応えることのできる店舗だ。多言語サービスはもちろん、最新の免税処理システムが導入され、外国人観光客の決済ではスムースで直接的な免税手続きを提供する。蘇寧の店舗ネットワークを通じてアフターサービスも提供される。店内には専門のスタッフが配置され、荷物の一時預かりや周辺の観光情報サービスなど各種のニーズに対応。また店内で販売される商品は観光客に大好評で、家電、化粧品、腕時計、食品、医薬品、美術品などのほか、中国人が喜ぶトイレの便座、スキンケア製品などがすべてここでそろう。

ラオックスは日本の有名な老舗家電量販店で、1970年代に日本国内で他社に先駆けて免税販売をスタートし、日本の免税事業を開拓しリードしてきた。銀座本店が13年に銀座の中央通りに出店すると、訪日観光の新たなシンボルになった。ラオックスは現在、日本国内に23店舗を出店しており、14年の売上高は同50%以上増加し、01年以降で初の黒字を達成した。また今後3年で株式の配当を再開する見込みだという。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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