韓国のMERS、北朝鮮は感染恐れ“扉”を閉め、一方でMERS利用して韓国国内の反政府感情をあおる―韓国メディア

Record China    2015年6月17日(水) 13時25分

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17日、韓国の中東呼吸器症候群(MERS)で、隔離対象者の日本人数人が帰国していたことが分かり、日本にもMERSの恐怖が広がっている。MERSの恐怖が広がる中、隣国の北朝鮮は感染を恐れ扉を閉め切った。資料写真。

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2015年6月17日、韓国の中東呼吸器症候群(MERS)で、隔離対象者の日本人数人が帰国していたことが分かり、日本にもMERSの恐怖が広がっている。日本の報道によると、韓国政府は日本人らを隔離対象としながらも、本人と連絡がつかず日本人らは帰国した。

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MERSの恐怖が韓国を中心に周辺国にも広がる中、参考消息網は16日、韓国メディアの報道を引用し、隣国の北朝鮮が「感染を恐れ扉を閉め切った」と伝えた。

韓国・中央日報は報道で、「6.15南北共同宣言」の記念活動が14・15日にソウルで予定されていたが、結局活動は14日の1日だけとなり、韓朝別々での開催となったと報じている。さらに、来月3日に韓国・光州市で開催される第28回ユニバーシアード夏季大会(世界大学生夏季総合競技大会)の参加申請を出していないのは、北朝鮮がMERSに過敏に反応しているからだと指摘。

南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地では、北朝鮮側が「中東およびMERS感染者に接触のある人間の立ち入りを制限」するよう求めていると韓国の統一部が明らかにしている。MERSの感染状況が改善されなければ、8月に予定されている光復70周年の南北共同行事が水の泡となり、韓朝関係の改善のゴールデンタイムを逃すとの見方もある。

一方で、北朝鮮がMERSを利用して韓国を誹謗(ひぼう)し、韓国国内の反政府感情をあおる可能性もあると韓国メディアは伝えている。今月14日、北朝鮮は「MERSの猛威に韓国は恐怖と混乱に包まれている。これが腐敗し、反国民的な統治をおこなった結果だ」と韓国を叩いている。北朝鮮側の批判に韓国メディアは、「MERSにおける韓国政府の不手際は批判されるべきだが、北朝鮮は開城工業団地での体温測定設備や従業員のマスクを韓国に頼っている。自国の状況をまずは直視すべきだ」と反論している。(翻訳・編集/内山)

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