2015年6月22日、韓国・聯合ニュースによると、今年7〜8月の訪韓外国人観光客が昨年より82．1％と大幅に減少し、韓国観光業界の損失が1085億ウォン（約121億円）に上るとの試算が出た。

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韓国旅行業協会は、7〜8月の韓国国内の観光旅行を予約した外国人が20万2541人で、昨年同期（122万9536人）と比較し82．1％減少したと発表した。地域別に見ると、中国人が昨年81万628人から13万2132人へ、日本人が17万7190人から2万7641人へ、いずれも83％以上減少し、東南アジア、米国・ヨーロッパも約70％の減少率となった。これにより、韓国の旅行業界には1085億ウォンの損失が出るとみられている。

旅行業協会は事態の早期回復のため政府の支援を受け、22日から外国人観光客を対象とした「中東呼吸器症候群（MERS）保険」を導入する。梁武承（ヤン・ムスン）協会長は「MERS保険が、海外の旅行業界や外国人旅行者の韓国観光への信頼回復に寄与するだろう」と期待している。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「外国人の観光の信頼なんて…。国民のことから考えてくれないかな？」

「こういうことに使ってほしくて税金を払ってるわけじゃない。政府は何をしてる？」

「国が実に創造的な方向に動いてる」

「他の国では多くても15人くらいの感染で収まってる病気を、こんなにひどく拡散させるのも能力だ」

「今回の損失は大統領の業績」

「朴槿恵（パク・クネ）大統領と文亨杓（ムン・ヒョンピョ）保健福祉相が半分ずつ出して穴埋めすればいい」

「朴槿恵に1085億ウォン払えと言えば？または、海外で1085億稼いで来い」

「これは、目に見える一番基礎的な被害だ。全体の100分の1くらいにしかならないのでは？すべての産業が打撃を受けている」

「MERS保険を導入すれば、来ない人が来るようになる？。国民も政府の発表を信じないのに、外国人が信じるかな？」

「お金で解決しようとしてるの？外国人を出入国禁止にしろ」

「中国人が来ないのはむしろいい」（翻訳・編集/和氣）