ジャガイモは新たな主食になるか?中国がマントウの商品化に成功―中国メディア

Record China    2015年6月26日(金) 13時36分

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23日、中国農業科学院農産品加工研究所がジャガイモを原料としたマントウの商品化に成功した。月初からすでに、北京市内の一部のスーパーで販売が始まっている。写真は従来の小麦粉のマントウ。

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2015年6月23日、中国農業科学院農産品加工研究所がジャガイモを原料としたマントウの商品化に成功した。月初からすでに、北京市内の一部のスーパーで販売が始まっている。新京報が伝えた。

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マントウ(饅頭)とは中国北部を中心に主食とされる蒸しパンで、もともとは小麦粉からつくるもの。日本人にわかりやすく説明すると、具の入っていない肉まんといえばイメージしやすいだろうか。このほど商品化されたジャガイモのマントウはやや黄色味を帯び、フワフワとした従来のマントウに比較すると、ややパサパサしている。価格は3個で5.8元(約115円)。従来のマントウの2倍近い設定だ。現在はまだ認知度が低いため購買者は少ないが、今秋までには北京市内の100カ所から北京市、天津市、河北省の500カ所に販売拠点を拡大する。

中国農業部は2013年より、ジャガイモを新たな主食とする方針を進めてきた。国民の嗜好を考慮しマントウやパンなどで商品化する方向だったが、ジャガイモを発酵させ、さらに成形するのは非常に困難で、完成後も壊れやすく、口当たりも好ましいものではなかった。中国農業科学院農産品加工研究所は10数人の専門チームで2年をかけ、1万2000個の試作を重ねてきたが、今後も改良を進めていくという。なお、マントウはジャガイモが30%、小麦粉が70%という割合でつくられている。小麦粉のみのマントウと比べ、ミネラルやビタミン、タンパク質、食物繊維などが豊富だ。

記事によると、ジャガイモを主食にしている国にはオランダなどがあり、マッシュポテトはその代表的な食べ方だという。(翻訳・編集/愛玉)

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