太陽熱エネルギー利用が世界最大、CO2排出削減にも貢献―中国

2007年9月11日、人民日報海外版によると、ここ数年で中国の太陽熱エネルギー産業が世界最大市場となった。現在までに、太陽熱エネルギーは標準炭に換算し2億トン相当が利用された。つまり石炭2億トン分の二酸化炭素排出削減に貢献したといえる。

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中国標準化協会の李忠海（リ・ジョンハイ）理事長によると、太陽熱エネルギーの利用は中国の国情に合っている。「そもそも電気、石油、ガスを大量に使い熱に変えるのは大変不経済で、熱効率も50％に満たない上、環境汚染を引き起こしてきた。太陽熱の利用は一般大衆にとって身近で受け入れやすい産業であり、今後10年以内には社会の総エネルギーの3分の1以上が太陽熱でまかなえる時代が来るだろう」

来年の北京オリンピックで「エコ」というコンセプトをアピールするために、会場周辺の街灯の8割以上を太陽熱発電にし、シャワー温水の9割を太陽熱利用とする計画だ。（翻訳・編集/WF）