2015年6月26日、中国・広東省恵州市の病院で中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルスに感染したとして治療を受けていた韓国人男性患者が無事退院したが、中国のネットユーザーはこの韓国人患者に対する批判の声を強めている。

【その他の写真】

中国メディアの報道によると、退院の際に病院側から花束を贈られた男性患者は、「言葉のわからない私のそばに病院スタッフがいつも付き添って看病してくれたことを一生忘れない」と述べ、感謝の意を示した。男性患者は約1カ月にわたる治療を受けているが、入院から半月が経過した時点で地元当局が治療のために負担した費用は800万元（約1億6000万円）。集中治療室の医師13人、看護師50人が男性の治療に当たったという。

これを受け、あるネットユーザーは中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に、「みんなは忘れているかもしれないけど、この韓国人は入院当初、病院スタッフに悪態をつきまくっただけでなく、海外メディアに『病院の食事が口に合わなくて4日間も絶食している』と文句を言ってたんだぜ」と書き込み、同病院の看護師が証言している画像や海外メディアの記事を証拠として投稿した。この投稿への主なコメントを紹介する。

「こんなやつのために800万元！？」

「バカな政府がバカを助けた」

「治療しないで、そのまま韓国に送り帰せばよかったのに」

「中国人が韓国でMERSに発症したら、同じようにしてくれるのか？」

「感謝の言葉より金返せ！」

「あいつらは中国人をバカにしてるからな」

「俺がこの病院の医師だったら、その場でぶっ飛ばしてるぞ」

「金の問題じゃない。韓国人が恩知らずで恥知らずだから怒ってるんだ」（翻訳・編集/本郷）