Record China 2015年7月5日(日) 16時47分
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3日、鳳凰網は、「中国人に対する日本の憎しみはどれだけのものなのか?」と題する論評を掲載した。写真は銀座を訪れた中国人観光客。
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2015年7月3日、鳳凰網は、「中国人に対する日本の憎しみはどれだけのものなのか?」と題する論評を掲載した。
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私は先週、友人とともに京都を訪れた。円安やビザ緩和措置により、中国人観光客は訪日客全体の中で大きな割合を占めている。私が立ち寄った土産物店の主人によると、売り上げの3割前後を中国人観光客が占めているという。ちょうどその時、店のテレビに映し出された安倍晋三首相が「中国の脅威」という言葉を口にした。場所は安全保障法制について話し合われている国会だ。
私が置かれている場面は、まるで現在の日中関係を絶妙に写した1シーンのようだった。経済では切っても切れない関係でありながら、両国の関係は「良好」とは言えない。日本のある団体が昨年実施した調査では93%の日本人が「中国に対して良い感情を持っていない」と答え、中国人に対する質問でも86.8%の人が日本に対して否定的な回答をした。ただ、ここで説明したいのは「良い感情を持っていない」ということは、「大好きではない」ということだ。人々が考えるような「憎悪」という感情を、中国人に対して持つ日本人はいない。
理由は簡単だ。なぜなら、中国はこれまで日本に危害を加えたことはなく、教科書改訂にからむ問題はあったが、少なくとも「かつて日本は加害者で中国は被害者だった」という説明には足りている。日本人が中国に対してマイナスの印象を持つ理由は、これまで中国の先を走って来たため中国を上から目線で眺めてしまうことに慣れてしまった点にある。
この100年余りの社会の変化は目まぐるしく、再び台頭を果たした中国人は世界各地に足を向けるようになった。慣れない状況から文化的な衝突も起きるが、時間が経過すればこのような問題は解決できる。最近、軍の高官が「日本は戦争について謝罪せず、中国人を恨んでいる」とする文章を発表したが、この考えを国民レベルに持ち込むことには疑問を感じる。日本人の中国人に対する印象の好転は単なる時間の問題で、時間が経過すれば日本人も中国人に慣れるはずだ。(翻訳・編集/野谷)
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八牧浩行
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