Record China 2015年7月6日(月) 18時47分
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2日、ロシア紙・コメルサントは、日本の防衛省が発表した防衛白書で、ロシアの軍事活動と中国の南シナ海での行動に懸念が示されているが、ロシアの専門家は日ロ関係は良好な方だと見ていると伝えた。資料写真。
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2015年7月2日、ロシア紙・コメルサントは、日本の防衛省が発表した防衛白書で、ロシアの軍事活動と中国の南シナ海での行動に懸念が示されていると伝えた。ロシア科学アカデミー極東研究所のワシリー・カシン氏は取材に対し以下のように述べた。環球網が伝えた。
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日本にとって最大の軍事的脅威は中国と北朝鮮だ。ロシアの活発化に注目していることも事実だが、最も懸念しているのは尖閣諸島問題のある東シナ海における中国の活動だ。南シナ海は日本から遠く離れているが、欧州、中東との主要な貿易ルートで、日本が輸入する石油の約80%が南シナ海を通ってやってくる。
日本は少しずつ対中戦略を変更しているが、その動きは加速している。防衛力の増強は艦艇に重点が置かれており、中国に対抗する上でとりわけ重要な役割を果たすのは潜水艦部隊で、防空面でも投資を増やしている。
ロシアが南クリル(北方領土)防衛のための措置を強化し、太平洋での活動も活発化していることが、米ロ関係をさらに複雑にしている。一方、日ロ関係はそれほどこじれておらず、G7の他の国と比較しても関係は良好な方だ。プーチン大統領の訪日も予定されており、決定的な対立はない。だが、日中関係となると話は別だ。
防衛白書の報告は日ロ平和条約の締結に影響を及ぼさない。主な障害は領土問題であるからだ。近い将来に領土問題が解決できるかということになると、それは誰にもわからないが。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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